エンジョイやまがた

縄文に触れることで忘れてきた何かを
思い出すような体験をさせたい。

「縄文の女神」が発掘され、“縄文”に魅せられた人々も多く集まる舟形町。
鮎で有名な最上小国川が流れる自然豊かなこの町で見つけた、“#エンジョイやまがた”をご紹介します。

「縄文の女神」は平成4年に舟形町の西ノ前遺跡で発掘された土偶。復元を進めた結果、当時日本最大の土偶であることが分かり、学術的な観点からも評価を受け、平成24年には国宝に指定されました。そんな縄文時代に魅せられた1人の女性がいました。舟形町で「舟形焼 わかあゆ 薫風窯」を営む陶芸家の金寛美さんです。陶芸活動をする中で、この場所でしかできないこと、自分にしかできないことを模索し、「縄文の女神」をきっかけに縄文の世界に飛び込んでいきます。­

­縄文は学問ではない。もっと生きることに直結していること。例えば山菜の灰汁を抜いて美味しく食べることも、縄文時代に土器が作られて煮炊きが出来るようになったからこそ可能になった、と金さんは話します。突き詰めて考えていくと、すべてのモノづくりのルーツ・生活のルーツが縄文にはあるのかもしれません。

「現代を否定するわけではないけれど、長い年月をかけ文明が進化してくる過程の中で失ってきた様々なものがあります。あえてそういったものにスポット当てることで面白い発見や体験が生まれるんです。」

金さんはこれまでにも土器の野焼きが体験できる「縄文炎祭」なども開催。昔は当たり前にあった火を囲んで生活する文化が徐々になくなってきています。そんな時代にあえて火を囲むことで、集うことの楽しさを共感してもらいたい。その想いは、今回の「縄文の女神まつり」でも感じられるところが随所に見られます。実際の土器を使って目の前で煮炊きをしたり、鮎焼きを食べれるコーナーを用意するなど、多くの方が火を囲み、集っていました。

さらに今回の「縄文の女神まつり」では、山形国際ドキュメンタリー映画祭ともコラボレーション。認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭 プロジェクトマネージャーの髙橋卓也さんの協力もあり、イベントの中で山岡信貴監督作品「縄文にハマる人々」の上映会を開催しました。「映画でも陶芸でも伝えたい想いは一緒」と金さんは話します。

かつて人々が火に集まったように、縄文に対する金さんの熱い想いが多くの人を呼び寄せている。そんな#エンジョイやまがたがここにありました。

縄文の女神まつり
開催日:2019年8月3日(土)
場所:舟形町中央公民館(山形県最上郡舟形町舟形126)