エンジョイやまがた

山伏はモノづくりの原点
自然と人をつなぎ、山の文化を伝えていきたい

芸術家であり、作家であり、民俗学者であり、プロデューサーでもある。多くの顔を持つ山伏がいます。
様々な場所、多様な媒体を通して、山形の山の文化を伝えようとする姿はまさに新時代の山伏。
坂本大三郎さんが教えてくれた#エンジョイやまがたを紹介します。

住んでいる人は当たり前だと思って生活していても、周りから見たときに大変貴重な文化や財産が残っている。坂本さんはそんな山形をとても不思議な土地だと語ります。

「山形はかつて“山方”という文字だったそうです。この土地は昔から山に由縁しているところがあって、山間部にもたくさんの文化や伝統が多く残っています。さらに、その時代ごとに世の中に影響を与えるような人物を輩出している。きっと昔から続く文化や自然が傍にあることから、たくさんの感性が育まれるのではないでしょうか。」 ­

坂本さんは、山伏として自ら山に入り、様々な文化に触れながら研究を続けています。そこにはモノづくりの原点としての考え方があると言います。

「かつて山伏は、山の文化を継承し、自然を材料に創作活動を行っていた歴史があります。私自身も色々なことをやっているように思われるんですが、季節の移ろいに合わせて、自然に生きているだけなんです。この山形という土地で、モノづくりにこだわっていくと必然的にそうなっていきます。山伏はモノづくりの原点につながると思うんです。」

山の文化をより多くの人に伝えるため、執筆活動やアート作品の創作、店舗のプロデュースなど幅広い分野で活動しています。山形市内で運営している店舗「この山道を行きし人あり」では、県内各地の職人が制作した物を販売したり、坂本さんが山で採集してきたものをフードメニューに変えて提供したりと、豊かな山の文化に触れることができます。

「何か一つに絞るということはしないです。表現方法のそれぞれに興味がありますし、山の文化を様々な形で伝えていくことに面白さがあると思います。そして、自分が伝えたものがさらに発展したり、誰かと出会うことで新しいものに形を変えたりすることも素晴らしいことです。私は自然と人をつなぐ山伏でありたいと思います。」

ここ山形はたくさんの山や自然に囲まれ、長く続いてきた伝統や文化があります。時代の変化とともに表現手法を変えながらも、伝承していこうとする人たちがいます。その世界に一歩踏み込んでいくと、壮大で奥深い “#エンジョイやまがた”が待っているのかもしれません。

撮影日:2020年3月5日(木)他
場 所:この山道を行きし人あり(山形県山形市七日町二丁目7番23号 とんがりビル)
    西川町志津地域周辺(山形県西村山郡西川町志津)